2019年11月7日。長野県飯山市にサイクリングに行ってきました。
今回の目的は「紅葉のお寺と神社めぐり」です。
秋晴れの中、素晴らしい1日になりました。
正受庵
飯山駅で自転車を借りて最初に向かったのは、飯山市街の高台にある「正受庵」真田伊豆守信之の子、正受老人と言う方が開いた庵です。趣のある山門から向かうと、苔むした石段に紅葉の葉が…。早くもワクワクします。

正受庵は映画「阿弥陀堂だより」にて、主人公の「先生」の居宅としてロケに使われました。映画の中で「先生」は、庭の紅葉をながめながら、自ら呼吸を止めるように静かに死んでいきます。映画のシーンそのままの美しい紅葉でした。

賽銭箱には「六文銭」の家紋。真田家ゆかりの庵です。

称念寺
次に向かったのは、苔と紅葉の美しいお寺「称念寺」

紅葉のトンネルを潜り抜けた先に山門があります。そして山門の脇にお休み処が…。お休み処に腰掛け、30分ほど庭を眺めていました。

平日の午前10時とはいえ、こんなに美しい苔と紅葉の庭を独り占めできるとは…。ここが京都だったら、きっと人で溢れかえっていることでしょう。

日当たりの良い場所の紅葉は赤く色づいていましたが、まだまだ緑の紅葉が沢山。これはこれで美しい庭ですが、あと1~2週間したら、きっと一面真っ赤に染まるのでしょうね。
小菅神社
飯山市街を抜け、R117を千曲川に沿って走ります。千曲川の河川敷には先日の台風19号の爪痕が…。道の駅の前は、春になると一面の菜の花畑になりますが、来年の春は見られるでしょうか…。

きつい上り坂を登って小菅の里に到着。里社にお参りした後、奥社に挑戦します。

奥社への参道は戸隠神社奥社への参道によく似ています。杉の巨木の並木道。但し戸隠奥社参道より遥かにハードでした。上の方は「参道」ではなく「登山道」です。

1時間弱の登山後、ようやく辿り着いた小菅神社奥社は、黄色く染まった山の中にありました。古の人も紅葉の美しさに感動しながら参拝したのでしょうか。

浅葉野庵
奥社への参拝と済ませ、蕎麦屋「浅葉野庵」で昼食を取りました。ここは庭の紅葉が見事でした。

野菜天ざる¥1,200 新蕎麦と新鮮な野菜の天ぷら。美味しかったです。

この後、北竜湖で温泉に入り、飯山市街に戻って「高橋まゆみ人形館」を見学しました。
まとめ
秋晴れのもと、一日、美しい紅葉を堪能できました。
飯山市は先の台風19号で浸水被害に遭いました。まだまだ大変な思いをされている方がたくさんいらっしゃると思います。自分は何もできませんが、こうして観光を楽しむことが多少でもお役に立つのではないかと思います。
お土産には地元のお酒とリンゴを買いました。
また来年の春に飯山を訪れたいと思います。
